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町田樹のJe te veuxの構成をまとめてみた

10月に出版が決まった『町田樹の世界』への寄稿(町田樹振付作品に贈る言葉)執筆(大袈裟)に向けて、割と久しぶりにJe te veuxを見直したところ、町田くんの振付の方法論みたいなものをよく知った今見ると、実に分かりやすい構成のプログラムだなってちょっとびっくりしました。当時は割とふわっとした印象で見てた気がするので。

ということで、Je te veuxの構成をまとめてみました。(こういうのとっくに当時やってらした方もいらっしゃると思うのですが、まあ自分メモとして)
ちなみにJe te veuxの音楽の構成は、A→B→A→C→D→C→A→B→Aとなっていますが、町田くんのプログラムでは後半のA→Bは省略されて、A→B→A→C→D→C→Aとなっています。

導入:幕の前で煙草を咥える

機ソ于颪い販の始まり
A:煙草を咥えながらステップ→反対側のショートサイドで煙草を捨てる
B:帽子を取って挨拶し、帽子を捨てる→女性をエスコートするような手振りでステップ
照明:上方から暗めのオレンジ

供ノの楽しみから恋の終わり
A:幕の前に戻り、コートを脱いでトルソーにかける→ポケットからスカーフを取り出してキスしてコートにかける→ジャンプ(3S,3Lz)
C:ジャンプ(3F)
D:スピン
C:ステップでリンクの中央まで往復し幕の前に戻る
照明:A→C→D・下方から明るい黄色のライトが追加⇒Cで青紫に変わり幕の前に戻ったところで暗転

掘ソわった恋の追憶
A:スカーフを手にしてステップ→反対側のショートサイドでスカーフをくんくんしてもの想い
照明:青

Aの繰り返しで場面転換というのが基本構成になっているようなので、まずJe te veuxという音楽ありきで作ったプログラムなのかな。ドアノーの写真は衣装とラブストーリーという辺りの着想の元になったのかも。

第一作の白夜行や、プロになってからのがっつり作り込まれた作品群と比べると非常にシンプルで、町田くんが「お茶を飲みながら…」というのもよく分かるかな、と。でも、三部構成とか、スケートの要素(ステップ、ジャンプ、スピン)で表現しているところ、照明の工夫などは、バジルやボレロに向けての習作的な位置づけと言えるのかもしれないです。まあ推測ですが( ー̀ωー́ )

すいか | 町田樹 | 20:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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