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氷上のふたり ロシア・フィギュア 愛と挑戦の物語

ソルトレーク五輪を目指すロシアのフィギュアスケート・ペア、マリア・ペトロワ(マーシャ)&アレクセイ・ティホノフ(アリョーシャ)の奮闘を描いた2001年製作のドキュメンタリー番組。

初回放送時には、ハイビジョンの視聴環境になかったので見れてないのは当然なんですが、結構何回か再放送してたんですねえ。
何で今まで観る機会がなかったのかしら。

いや、良い番組でした。
日本では、フィギュア世間ですら何かと日陰に置かれがち(「ペアはよくわからないんですがー(^-^)」なんて言うヤツがフィギュア・ファン名乗ってんじゃねえええ(T_T)←負け犬の遠吠え)なペアスキーにはたまらない企画であるだけでなく、フィギュアスケートの番組として見ても、非常にクオリティの高い番組であったかと。
ジャンプでの転倒が2回あったベレシハのプレゼンテーションが何故高いのか、ちゃんと当日のジャッジに取材しているというのがね。
サッカー関係のドキュメンタリーを見ても思うのですが、スポーツのネタをNHKのドキュメント班が扱うと、驚くほどクオリティの高い番組が出来ますよね。
素晴らしいと思ったです。

ペトティホと言えば、雪ちゃんたちが怪我で棄権した2005年の世選の表彰台で、アリョーシャが雪ちゃんをお姫様抱っこしてくれたというのが印象深くて、アリョーシャって、ほんとにいい人やねーって感じなんですが。
マーシャに接する時の態度も、「自分は年上なんだから、しっかりマーシャを指導しなきゃ」感に満ち溢れてて、「あーいい人なんだなあ」って感じ。
が、それにしても、今となっては、この二人が競技上でも私生活でもカップルとして全うしている(今年娘さんが生まれたそうですねー。ぱちぱち)のを知っているから、安心して見ていられるけど、当時は結構「この二人、大丈夫かな」ってハラハラして視聴者は見てたんじゃないかなってくらい、練習の時の緊張感は凄かった。
カップル競技で、いかに互いの信頼関係を築いていくかが、どれほど困難に満ちているか、そして、それで世界のトップクラスまで上り詰めたカップルの絆というのがどれほど深いものであるか、凄く伝わる内容だった。
「現実には恋愛関係ではない相手の方が良い演技ができる」と言うベレシハと、プライベートでもカップルになりつつあるペトティホが実に好対照。(でも、自分、ベレシハは恋愛関係だと思ってたよー、当時)

ロシア・ペアは、それこそ2、3年での組み替えは普通(番組の時点で、ペトティホはペア結成4年、ベレシハは5年)ということですが、トップペアは10年以上(雪ちゃんたち18年、清ちゃんたち17年、丹ちゃんたち12年…凄ェ)組んでて、滅多に組み替えの話題を耳にしない中国ではどうなのかなーとか思ったです。姚濱コーチは、とにかく男性に「パートナーの女性を大切にするように」って教えるそうだし、姚門下じゃない聰くんも文静ちゃんに気を使って上げてる感じだから、その辺が長続きの秘訣なのかしら。中国の男性って、結構人当たりが良くて、優しいんですよー(←実体験)。…女性は、もっすご気が強いけど(同じく実体験…)。

それから、ベレシハの演技を久し振りに観られたのが、とても嬉しかった!
エレナ、本当に可愛かったよねえ。大好きだったよ。
練習の時点で、もう身のこなしとか本当に美しくて、別次元という感じ。
この年のLPのチャップリンは、本当に素敵かった。
フルで、かつHVで、BDで残せたのは、とても嬉しいことでした。
本当に好きだったなあ、この組。
ソルトレイクがあんなことになって残念、と言うか、本当に悔しい。
この番組でもカナダのジャッジ(ってとこが皮肉ね)が指摘している通り、たとえミスがあっても、二人の調和は完璧だった。それはそれは美しい演技だった。
金メダルにふさわしいカップルだったのに。
ISUがカナダの抗議を受け入れちゃったのが、不正があったと認めることになって、今、日本のフィギュア世間で横行してる、いわゆる「陰謀」論に一つの根拠を与えることになってしまっているのが、本当に残念。
雪ちゃんたちが、やり直しの表彰式を拒んだのは、偉いと思ったよ。二人は、この組を目標にしていて、そして、あの素晴らしい「タイスの瞑想曲」に行き着いたのだよね。
そんなこんなで、未だにサレペルにはちょっと含むところがあるというのは秘密だ。(来年の東京SOIに今ひとつ気乗りしないのはそのせいもある。てか雪ちゃんたち、inしないの?(T_T))
カナダには好きなスケーターがたくさんいるので、カナダ・フィギュアがどうこうってことは言わないけど。

ロシアでペアに選ばれる男子って、ジャンプは余り上手くないけど、ガタイのいい子っていう話のところで、「僕より体の小さい子がもっと上手にジャンプ跳ぶから、僕はペアになると思う」って言ってた男の子の後ろに、ノダリ・マイスラーゼ発見!!当時13歳なんで、年齢から言っても間違いないかと。
あの辺に固まってたのは、ペア候補の子だったのねって納得。
道理で、ロシア・ペアって、男性が棒ってことが多いんだな。
女子は、小柄というのはもちろんだけど、「気の強い子」が求められるって趣旨のことを、マーシャたちのコーチが言ってました。やっぱし?

他にも、プルさん(ガキんちょ…)とか、イーラとか、あとリアシェンコの演技が垣間見れたのが懐かしかった。
プルさん、この年、MJメドレーとかやってたんだっけか。忘れてた。
あと、アリョーシャの友だちとして、ウルマノフ(彼もアリョーシャやねん)が出てきてたよ。若いねえ。

こういうの、中国ペアでも観たいなあ、でも難しいだろうなあお国柄的にって思ってたら、スポーツナビに上がっていた成美ちゃんのインタビュー(とても良いインタビュー!)で、結構中国ペア事情に触れられていたので、面白かったです。
成美ちゃん、お父さんの仕事で中国に住んでた時、ナショナルチームと一緒に練習してたんですねえ。国籍の違いとか全然気にしないところが、中国らしいと言うか。
昊くんに凄く仲良してもらったというエピソードには、さもありなんと言うか、本当に昊くんっていい人やねーって言うか。
成美ちゃんが、普段の練習で中国のトップペアを見慣れてたんで、中国杯で来日する組のツイストリフトやスロージャンプが低いのを不思議に思ったってエピソード、さっきスケアメのペア見てて、なるほどって思ったです。(文静ちゃんたちに匹敵する高さのツイストとスロー投げてたのって、サフソルぐらいやってん)

いやー、フィギュアスケート・ペアって、本当に面白いですねーって、お願い、みんな分かって(T_T)。
すいか | フィギュアスケートのTV番組 | 21:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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